K6を買ってから、PC WATCHのアキバHotline!で見かけたのが、このCD-ROMドライブ、パイオニアのDR-503Sです。紹介されていたのはATAPIタイプのでしたけど。
これが今までのCD-ROMドライブと決定的に違うのは、CDのセット方法です。今までのCD-ROMドライブは殆どがトレイ式でしたが、これはスロットイン方式でした。つまり、カーステレオと同じように、CDを差し込むような形になるのです。連装ドライブにはそういった形のもあったのですが、単独のでは初めてかも。私も初めて見ました。
それまでは、ATAPI接続の8倍速のを使っていました。速度自体には不満は無かったのですが、いずれALL・SCSIにまとめたかったので、それの第一歩でした。SCSIの方がCPUの負荷が少なくなることもありますし。また、速度も当時最速の24倍速で、ベンチマークの結果も他の24倍速ドライブの中では高速の部類に入るもので、性能的にも文句のないものでしたし。
早速SCSIモデルを買って接続。SCSIだったので、SCSI-IDの設定で少し迷いました。買ったのはバルク品だったので、説明書はついていないんですよね。貼ってあるシールを見ながらの設定でしたが、すんなり動いてくれて一安心。
CDをセットする部分ですが、上下に汚れ取りのスポンジのようなものがついていて、その間に差し込むようにします。ある程度押し込んでやると、あとは勝手に吸い込んでくれます。また、CDの取り出しの時は右の写真のように、CDがせり出してくるので、真ん中の穴に人差し指、端を親指で持って簡単に取り出せます。簡単ですし、トレイの開け閉めの時間がない分、操作が速いです。中でつまってしまった場合には上の穴にピンを差し込めば取り出せるのは普通のCDROMドライブと同じですし、中にCDが入っている場合は中でシャッターが閉まって、それ以上CDを入れることは出来ないようになっています。もちろん、CDに傷が付くようなこともありませんし。ただ、シングルCDには対応していないので、アダプタが必要です。
読みとり速度は、以前のCD-ROMのベンチマークを取ったりしていたわけではないので分かりませんが、使っててはっきり分かるのは、シーク速度が速くなったと言うことです。以前のだと、ファイルを見たり、ディレクトリを移動したりすると少し待たされるような感じがあったのですが、それが殆ど感じされなくなっています。こういう点は使い勝手に直結するので、嬉しいですね。
こういったスロットインタイプのCD-ROMドライブは、パイオニア以外からもLG電子などから発売されていて、すでに一部のショップブランドのマシンでは使われています。また、TVCMでおなじみのコンパックもこのタイプのCD-ROMドライブを採用しているようで、赤い背景のCMでは一瞬ですが確認することができます。使い勝手はトレイ式より断然こっちのほうがいいので、いずれこのタイプが主流になるかも?。