なので、どちらかと言えば3Dグラフィックス性能よりは動画関連の機能を使う事が多くて、Youtubeとかで動画を見る時や、動画を編集してエンコードする時にお世話になってます。
んで、ビデオカードはドライバが頻繁に更新されるのですが、今回Radeon Software Crimson ReLive Editionという事でメジャーアップデートが実施されて、こいつの目玉機能の一つがRadeon ReLive。他にもRadeon Chillとかあるのですが、こちらはあんまり使わないかな。
Radeon ReLiveとは
これはゲーム動画の録画/配信機能で、NVIDIAがGeForce Experienceが提供しているのと同じ様なもの。実際にゲームをプレイしている動画をUPしたり、リアルタイム配信する為の機能です。以前は別ソフトで提供されていたのですが、今回からドライバ自体の機能となりました。
私は上で書いた通りPCゲームは殆どやらないのですが、気になったのがデスクトップ画面も録画出来て、しかも30fpsじゃなくて60fpsで録画出来る所。PCでストリーミング動画を見ていて、それを保存したいなぁ…と思う時に色々調べてゴニョゴニョする事が多いのですが、どうしても出来ない時はその再生している画面を録画するって荒業を使う事があって。
PCに負荷もかかるし、画質も悪いし、30fpsが最大フレームレートなのですが、これを使うとビデオカードの動画エンコード機能を使えますからPCの負荷も低いし、60fpsで保存できるのでいい感じになるのでは?と期待して。
実際に試してみる
設定は簡単で、ドライバの画面から設定。今回はデスクトップ画面を保存するので、Record DesktopをEnabledに。
次に画質を設定。もっと新しいヤツなら性能が良くて、エンコードもAVCじゃなくてHEVCも使えたりするのですが、HD 7850だとギリギリ対応している様な状態なので、この画面でも「この録画設定はこのハードウェアだと使えませんよ」てな警告が表示されてます。
後はホットキーかツールバーで保存するだけ。とってもお手軽です。
音声が…
この設定で録画してみると、たしかにデスクトップ画面がそのまま60fpsで録画出来て、ビットレートは30Mbpsに設定されていますが実際には8Mbpsになってました。まぁデスクトップ画面なので殆ど書き換わる所が少ないので低くなるのでしょう。CPU負荷も多少はありましたが、キャプチャしている時よりは全然低かったです。
…ですが、一つ大きな問題があって、それは音声が何故かゆっくり記録されてしまうという事。動画をスロー再生している時に音声がゆっくり低くなるのと同じ様に記録されてしまいます。高画質で録画しているからかと設定を軽くしてみても変化なし。原因がどこにあるかは分かりませんが、今のところは駄目っぽいです。
まとめ
お手軽にデスクトップ画面が録画出来るかな?と思ったのですが、音声の不具合が解消されない事にはちょっと使えないかも。
このビデオカードを含めて4年前に購入したPCなのでそろそろ色々更新したい欲が出てはいるのですが、PCの性能が向上していて普段日常で使う分には殆ど問題ないのでどうしても後回しに。Radeonの新しいRXシリーズならHEVCのエンコードやVP9のデコード性能も向上しているし、いずれは更新したいです。
でも、結構な値段するんだよなぁ…
追記:不具合解消
※2016/12/21追記
それから2週間後の12/20、ドライバーの新バージョン・Radeon Software Crimson ReLive Edition 16.12.2がリリースされました。
修正は多岐に渡るのですが、その中に気になる文言が。
Fixed Issues
- Audio recorded by Radeon ReLive may sometimes exhibit slow motion when played back.
…うちで出てた音声の不具合ってまさにこれじゃね?という事で早速ドライバー更新して再度試すと、音声も正常に記録される様になっていました。最初のリリースでしたからまだ不具合あったって事でしょうか。
これで、この件はとりあえず解決という事で。