9/1から公開された「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」、なるべくなら早く観たいし誰か誘うかな~と思っていたのですが、何気に思い立って一人レイトショーで見に行く事に。料金安いですし人も昼間よりは少ないでしょうから。
それほど多くない上映劇場を探しつつ、ネットでそれなりの良席を確保してから劇場へ。最近出来たシネコンで設備はバッチリ。この前も「伝染歌」観ている時に何度かトイレに行く羽目になってしまったので、それなりに体調を整えつつ、今回は最後まで落ち着いて楽しめました。トイレ行ってる暇なんてない!って感じでしたし。
感想はネタバレ上等~なので隠します。
大まかなあらすじはTV版と同じなのですが、ビジュアル面では前半は同じシーンだらけ。時間が限られている分カットしまくりなので「同じなのに展開速すぎ~」とか思っていたらCG加えた新作シーンが前作を補完する様に登場したりと、技術の進歩もあるのか監督のやりたい表現が出来るようになった感があります。回想シーンとかTV版1話・2話みたいに時間が戻る事もなく、基本は一本道。
後半が今回のクライマックス、ラミエルと戦うヤシマ作戦なのですが、ここは細かい設定はかなり変わってます。ラミエルが状況に応じて摩訶不思議に変形する姿は機能美に溢れていて美しいですし、ヤシマ作戦の方もディテールがすごく細かくなってて盛り上がり方が半端じゃないですね。もちろんTV版も素晴らしいのですが、今回のを観ちゃうとさすがに見劣りします。
TV版通りのシーン・変更されたシーン・カットされたシーン・新たに追加されたシーン、色々あるのですが、いきなりミサトがシンジをターミナルドグマのリリスの前に連れて行ったり、最後に早速ゼーレと渚カヲルが出てきたり、なんか核心の設定が最初から登場してました。でも最後の予告では「外伝になった」とか言ってましたし、月から飛来するエヴァ5号機・6号機とかありますから、次の「破」からは結構話変わりそう。
…っていう事で、全体としてはビジュアルの凄さと前回と変わった点をニヤニヤしながら楽しむ映画。つまり「一見さんお断り」ですな。私もDVDボックスで一度見直して予習をしていったのですが、それでも覚えてない所が多いので細かい違いは判りませんでしたし、ぼ~っと観てたら重要な台詞がぽろっと出てきて「…今なんて言った?」てな事も。
最初なので大風呂敷広げてるんでしょうけど、それでもやっぱり一度観ただけじゃ何かもやもや感があります。やっぱ10年前の大ブームの片隅にいた人間としては、近いうちにもう一度見に行く事となりそうです。