今日から休み~なので、帰郷していた金次と流人と一緒に映画「バトル・ロワイアル」を観てきました。映画化なんかが決まるずっと前、ようやく出版にこぎ着けた直後に読んで、あまりの素晴らしさに感激していろんな人に勧めてきた私としては、一体どんな映画になるか、まぁあまり期待せずに観たのですが、それでも事前に得ていた情報どうり「う~ん…」な映画でした。
確かに映画としては良くできていたと思うし、映像化されたことによってリアリティの増したシーン(灯台は必見!)もありました…が、2時間と言う枠でこの話をまとめている以上、省略してしまったものがあまりにも多過ぎます。各人のバックボーンがいろいろあった上での殺し合いなのに、それを省略してしまっては単なる殺し合いにしか見えません。原作を読んでなかった流人が「生徒数が多すぎて分からない」って言ってた通り、ある程度絞っていたけど、もっと人数を絞った方がよかったのかも。一部設定が変更されている生徒もいましたけど、それも理由が分かんないし。
あと、最後のオチもなんというか、なぜそこを深く掘り下げたのやら。確かにハマリ役かもしれないけど、おいしい所結構持って行かれているような。主役じゃないのに…映画では主役なのかも?。
結局、映画と原作はやっぱり別物なんだな~と再認識させられる映画でした。映画を見ただけでこういう話なんだ~と思ってしまう人が多いと思うと、残念な気もします。映画を見たなら、出来れば原作の小説を、もしくはコミック版(それなりに原作どおり)を読んでもらいたいですね。こちらなら15歳未満の人でも読めますし(^^;。