えっと、前々からまとめたいなぁと思っていたリンクねた。いろんな所で論じられてる事なんですけど、ここでは個人的スタンスをひとつ。
リンクって何?
まぁ、この辺りから行くかな~と思って基本的な事から書いてますけど、要は<A HREF=”URL”></A>ってHTMLファイルに書くことですね。これによって他のHTMLファイルを参照することが出来るわけです。
もっと基本的な事から行くと、HTMLってのはHyperText Markup Language(ハイパーテキスト記述言語)って事ですから、ハイパーテキストって何?って事になりますね。
そこで、ハイパーテキストについて調べてみると、ハイパーテキストの誕生という文章を見つけました。詳しくはそちらを読んでもらうとして、つまり他の文書と「関連づけ」したものをハイパーテキストと言うわけで、リンクというのはハイパーテキストの基本。つまり、他のテキストとリンクしているからハイパーテキストなのであって、単独で完結しているならそれは単なるテキストな訳です。
リンクに許可は必要か
んで、ここで問題になるのが、「リンクに許可は必要か」と言う点。当然のごとく、それぞれのHTMLファイルは作成者の著作物ですから、さまざまな権利が発生します。その中で、リンクをする場合は作成者に許可を求めるという考え方は自然に発生しましたし、礼儀として考える人も多いと思われます。
ただ、WWWの形態は、蜘蛛の巣のように繋がっているコンピュータ(つまりインターネット)の上でリンクによって蜘蛛の巣のように繋がっているHTMLファイルの集合体な訳で、つまるところリンクというのはWWWの根幹をなすものである以上、その行為に何ら制限を加えるべきではないと思います。「『言及する=リンクする』のは言論の自由である」という言い方もありますけど。
…なんだか怪しい言い回しを使いましたけど、つまるところは「許可は不要」だと思います。そもそも、単独のHTMLファイル内で情報をまとめようとすると、膨大な量が必要になるのは想像がつきませんか?。それは作る側に多大なる負担をかけることになりますし、これを回避するためにハイパーテキストの概念が出来上がったというのに。
私の例でいうと、自分のWeb日記でさまざまな事について毎日言及していますけど、それら全てを読者の人が知っているはずは無いんで、以前はそういうネタは省いたり、多少の説明を加えていたりしたんです。ところが、ある時ふと気づいたんです…「なんだ、詳しいところにリンクしたらいいんじゃん」と。
それ以来、分からない可能性がある単語にはなるべく検索エンジン等で探した詳しいページのリンクをはる様にしています。分からない場合はそちらを見ればいい訳ですし、すでに知っている場合はそのまま読み進めばいい。これだけでこちらの作業量は激減しましたし、読み手も読む文章量が減る(=選択することができる。これが重要)訳ですから。
あ、そうそう、先日、「ハイパーリンク」の特許なんぞを主張した会社が出てきましたけど、こういう輩もいるんだなぁと思ってください。そしてすぐに忘れてください。お互いにとってこれが最善かと思います(^^;
どこにリンクするべきか
最近では、リンクフリー(正しくはフリーリンクだそうですけど、和製英語のようなものですし)にしているけど、それと同時にTOP ページ以外でのリンクを禁止している所も多く見かけます。これは彼ら曰く「ファイル名が変わることがあるので」というのがが主な理由になっています。
確かに、リンク先がすでに削除されたりしていると、リンクをたどった人間としてはショックですよね。「折角楽しみにしてたのに~」ってなもんです。確かにこの理由は納得できる…む、ちょっと待ってください。ファイル名を変更するか?って事は、そのホームページの制作者が判断するんですよね。それなら、そもそもファイル名の変更を行わないとすれば、この理由はなりたちません。
極論を言ってしまえば、「制作者のホームページ設計ミス(ファイル名変更が発生する事)を理由にするのか?」と言うことです。最初からきちんと設計しておけば、こういう事は起こり得ないわけですから。そもそも、ファイル名を変更するのならば、新しいファイルへのリンクをきちんと設定しておくってのがホームページ制作者のスタンスだと思うのですが。もしくは、表紙へのリンクを設置しておくとか(私の場合はこちら。.htaccessでもって404エラーのファイルで設定してます。)。
そもそも、リンクしたいのが表紙ってパターンの方が少ないです。そうなるのはそのホームページ自体へのリンクの時だけで、ある事柄について書かれている一部分、そこにリンクしたい事が圧倒的に多いわけです。それなのに表紙にリンクする様に指定されます。
まぁ百歩譲って表紙にリンクしたとしましょう。その表紙から目的の一部分に簡単に行ければいいです。でもそういう事は滅多になくて、メニューを探し回ってその一部分を探す必要が出てきます。そんな方法で探すんだったら、infoseekとかで検索した方が、よっぽどスマートに見つけられます。それじゃあリンクを張る意味は?…無くなっちゃうじゃありませんか。そういう読み手に負担をかけるようなリンクを、どうして設置する必要があるでしょうか?
だから、リンクするのは表紙に限るというのは無意味です。特定の部分に直接リンクするべきでしょう。
あと、これは余談ですけど、かくいう私も以前TOP ページ以外でのリンクを禁止していた事がありました。禁止ではなくお願いだったのですが、「なんだ、そういうお前もそうだったんじゃん~」と言われるかも知れませんけど、まぁ自戒の意味も込めて…という事でご勘弁を。
私がこうしていたのは上記のように「ファイル名が変わることがあるので」ってのじゃなかったんです。それは、「(表紙からなら)他のページも見てくれるかも…」という期待を込めていたわけです。こちらは見て見て願望がそうさせたのですけど、こういう人も結構いるんじゃないかな。「表紙のカウンタもあがるし…」もありましたね。今から思えば勝手なお願いでしたけど。
…もしかしたら、こういう人の方が多かったりして?