導入編
以前まで使っていたのはMonsterSoundMX300だったのですが、搭載しているチップを制作していたAureal社が倒産(その後Creativeに買収)し、また販売元のDiamondもS3に買収されてSONICBlueと社名を変更し、サウンドカード事業から撤退したりと、その後のサポートが望めない状況になってきました。Windows2000用のドライバも未完成でしたし。
そんな中で、先日購入したAD-TVK501で持ってMPEG4キャプチャをする際に、CPUの処理能力は十分なのに何故かコマ落ちしてしまうという現象が発生。いろいろ調べたけど分からなかったので、「サウンドカードのせい?」っと決めつけて新しいサウンドカードを物色してみました(その後、サウンドカードのせいでは無く、キャプチャ時の設定ミスと判明したのですが(^^;)。
そこで購入したのが、こちらのSoundBlaster Live! Value。バルク版なので製品ラインナップには入ってないんだけど、だいたい6000円前後で売られているのでYMF7*4搭載のと選択に悩むところかも。私は以前初代のYMF724搭載のHARMONY 3DS724を使っていたので、今回は別のにしてみました。
基盤の写真はこちら。バルク版にもいろいろあるようですが、こちらはLive!の2世代目にあたるCT4830で、デジタル出力はありますが、CDデジタル入力はパターンのみで実装されていません。現在(2000/11~)は3世代目にあたるCT4760がValueのバルク版として出回り始めているらしく、こちらはCDデジタル入力も付いていて、プラグが金メッキされているそうです。探すときにはご注意を。
初期のValueでは省略されていたAUD_EXT(右端のピン列)も付いているので、Live!DriveIIを取り付けてLive! Platinumに近づけることも可能になっています。
このサウンドカードの心臓部がこちらのEMU10K1。リビジョンが細かくありますが、詳細は不明(^^;。これでEAXやMIDIなど殆どの機能をまかなっています。動作中はそれなりに発熱するようで。
基本的にはDSPなので、ソフトウェアを用意すれば様々な機能を追加できるようになってます。つまりハードを買い換える必要がないという訳で、これも売りの一つでしょうか。ドライバであるLive!Wareは3.0まで発表されています。
なお、2次キャッシュ内蔵のPentium3(Coppermine)との組み合わせでは問題があったらしく、対応ドライバがリリースされています。
Windows2000で使用
最初からWindows2000で使い始めたのですが、OS側でドライバーを持っており、WDMドライバが自動的にインストールされます。もちろんCoppermineでも問題はありません。
また、Live!ware for Windows2000は日本語版は2.0、英語版で3.0がリリースされています。これらをインストールすると色々と機能が追加されて遊べるかも。個人的には必要無いソフトばかりインストールされる様に感じたので、標準ドライバで使ってます。
(2000/05/08)
Live! Drive II
その後も普通に使えていて、Live!ware for Windows2000はちゃんと日本語版3.0が出たのでそれをインストールして使っていました。
んな時に中古で見かけたのが、このLive!DriveII。うちのLive! ValueにはAUD_EXT端子が付いているので繋がるだろうなぁ~と思い、早速購入してみました。
配線は、Live!本体と一本のケーブルで繋いで、FD用の電源コードから動作電源を供給すれば完了。こいつをフロントの5インチベイに取り付ければ、全ての入出力が前に来ます。
残念ながら各端子が金メッキされている訳ではない(後継機種のAudigy Driveは金メッキ)のですが、それでもこれは便利。うちではヘッドフォン端子と、光デジタル入力を主に使っています。これを通してMD&カセットのMP3化を進める予定です。
(2001/05/15)