せっかくですからISAではなくPCIのサウンドカードを買うのは決めていたのですが、色々なメーカーから出ているので迷いました。ISAの頃はSoundBlasterという大本命があったのですがまだPCIのサウンドカードでは中心となる商品が見あたらず、またSoundBlasterを出していたCreativeもなかなかPCIサウンドカードを出してこないので、様々な所から商品が出てきています。また、どれも1万円以下の安い物ばかりなので、値段でもなかなか選びにくいのが現状でした。
買うときにはいろいろ他の商品と迷ったんですけど、結局Creativeから出ているという事にひかれて購入。私が買ったときにはザウルスにしか、しかもバルク品しかなかったのですけど。
これは、もともとこのサウンドカードに搭載されている音源チップを制作したENSONIQが自ら製品化したものだったんですけど、そのENSONIQをCreativeが買収したことにより、そのままCreativeの名前を冠して発売されている物です。ドライバなどの入っている付属CDもそうなっていますし、その様な日本語説明書も付属しています。その後、Creative初のPCIサウンドカードとして発表されたSoundBlasterPCI64は音源チップにシールを貼るなどして分からないようにしていますが、実はこれと全く同じサウンドカードです。PCI64となっている通り、MIDIは同時64音演奏出来ますけど、これはWaveSynthを使うことによってハード32+ソフト32で64音出しているだけです。また、3Dサウンドに対応していたり8MBの大きな音色データを使うことができますけど、これらは最新のAudioPCI用ドライバでも対応しています。SoundBlasterPCI64のドライバもそのままAudioPCIに使うことが出来ます。同じ性能なのに値段は倍近くしますから、ブランドって凄いですよね。
また、PCIなのでWAV再生時のCPU負荷も下がっています。FinalRealityのOverALLで0.1程スコアが上がりましたから。しかし、MIDIやWAVの処理にPCIバスを用いているので、同じくPCIバスを酷使するPWR128P/4VCとは相性がイマイチかも。WAVにノイズが入ることもありますから。
2台目用に買ったのですが、上に書いたように色々利点も多くて結局1台目に付け替える事に。しばらくはこれで使ってましたから。