朝帰ってきて新聞を読んで驚いたのですが、セガとバンダイの合併が土壇場で中止になったとか。バンダイの役員の80%から合併を止めるよう嘆願書が提出されたなんて話を聞いていただけに、やっぱりなとは思いましたけど。
大体、バンダイにとってはそんなにいい合併話じゃなかったんですよ。キャラクタービジネスって言っても、セガはたまたまエヴァンゲリオンが当たっただけだし、ピピンもSSと比較されると廃止されるのは目に見えていますし。ゲームソフトって言ってもセガで作らなくても自社で何とかなっています。つまり、今以上の事を目指すのなら合併はいい事なんですけど、そのために会社が無くなるってのは、社員の中にも抵抗があったんでしょう。
たまごっち云々って言うのはまぁ理由付けみたいなものです。
セガにとっては、まぁ規模は大きくなりますし、キャラクターの版権も使いやすくなる。こちらにとってはかなり有利な合併でした。バンダイを吸収するわけですから。
で、両者は今後は業務提携という道を選んだのですが、バンダイは合併を断った分、立場的には弱くなりましたね。そうして今日の株式市場ではセガは上げてバンダイは下げています。バンダイの社長は責任をとって会長になる(つまり権利の弱い象徴になる)そうですし、バンダイ自体はここが正念場です。
しかし、ここで社内統一が出来ないまま合併するよりは、まだいい選択でしょうね。